とんでもない! 区立図書館9館を4館に減らす計画。地域の図書館を守り、充実させましょう

 新宿区は、2001年10月に公表した「施設白書」で、区立図書館を現在の9館から4館に減らすことを検討すると発表しました。
 図書館は、地域の文化の拠点、身近にあってこそ役立ちます。日本共産党は、地域の図書館を守り、さらに充実させるために、住民のみなさんと力を合わせてがんばります。

 「徒歩10分、半径800㍍に1館を」と実現した9館構想
 新宿区には現在、中央図書館(下落合1丁目に中央図書館、区役所に分室)と各地域に8つの図書館(四谷、鶴巻、西落合、戸山、北新宿、中町、角筈、大久保)、計9つの図書館があります。多くの区民と関係者の長年の努力で、「徒歩10分、半径800㍍に1館を」という「9館構想」が実現したものです。
 9館合わせた蔵書数は77万冊で、年間の貸し出し数は138万冊。利用登録者は10万3000人で、推定年間利用者は150万人に達し、区の施設でもっとも利用者の多い施設の一つです。図書館では、図書の貸し出しはもちろん、視聴覚資料の貸し出し、障害者のための朗読や家庭配本サービス、子どもたちのための読み聞かせ会や映画会、人形劇などもおこなわれています


 区立図書館の概要(新宿区立中央図書館発行
『平成13年図書館年報』より)
蔵書数(冊) 年間貸出数(冊) 利用登録者数(人)
中央図書館 244,143 279,446 33,948
区役所分室 5,402 1,237 380
四谷図書館 99,840 316,249 20,233
鶴巻図書館 53,061 98,327 6,264
西落合図書館 50,165 112,303 5,106
戸山図書館 68,510 130,427 6,746
北新宿図書館 58,115 82,079 4,857
中町図書館 55,607 113,262 6,034
角筈図書館 70,706 90,462 9,659
大久保図書館 65,387 158,713 9,753
770,936 1,382,505 102,980

「身近にあるからこそ利用できる」

 図書館を9館から4館に減らす計画を聞いた住民のみなさんから、次のような意見が多数寄せられています。

★「子どもの本をたくさん買うのはたいへんなので、いつも近くの図書館を利用しています。小さい子どもを連れて遠くまでは借りに行けません」

★「中央図書館がいくら立派な建物になっても、身近な図書館がなくなったら、困ります」

★「もし、西落合から図書館がなくなるようなことがあれば、この地域には区の施設がほとんどなくなってしまうではないですか」

 図書館が身近にあってこそ、子どもも高齢者も障害をもつ方も利用でき、青少年の読書離れを防ぎ、地域の特色や要望に合った読書環境を整えることができるのではないでしょうか。

新宿区の財政は黒字。図書館の削減をやめ、充実を

 区は、図書館を9館から4館に減らす理由を、「管理費コストの削減を図るため」だと言います。しかし、新宿区の財政は、2000年度は16億円、2001年度は19億円の黒字です。
 文化と教育の発展のために地域になくてはならない図書館の数を減らすなんてひどい話です。図書館の削減をやめさせ、充実をはかるために力を合わせましょう。