イラクでの人質事件

--政府は無事解放に全力を。自衛隊はただちに撤退を


 イラクで日本人3人が人質となっている事件について、日本共産党は、政府に、3人の無事解放に全力をあげること、自衛隊のすみやかな撤退を強く求めています。
 日本共産党は4月9日、小泉首相に対して、政府の行動によって日本人の生命を損なうようなことは絶対にあってはならないとして、自衛隊撤退の決断を求める緊急の申し入れをおこないました。

 日本政府はアメリカに対して、武力弾圧を中止するよう要求すべき

  アメリカ軍がファルージャでクラスター爆弾まで使用して掃討作戦を行い、600人以上の市民の生命を奪ったことが事態をいっそう悪化させています。日本共 産党は国会で、「何よりも人命優先で対応する、3人を無事救出するためにとりうるすべての手をつくすことが政府の責任」だとして、アメリカに対して武力攻 撃の自制を求め、鎮圧・掃討作戦を中止するよう要求することを求めています(4月13日、衆議院本会議など)。

くわしくは日本共産党中央委員会のホームページをご覧ください

 日本共産党は全国各地で政府が無事解放に全力をつくすことを訴え、新宿区内でも宣伝や署名活動にとりくんでいます。

  4月10日は高田馬場駅前で、大山とも子都議、笠井つや子区議、沢田あゆみ区議、近藤なつ子区議が、日本共産党女性後援会の人たちといっしょに、「人質に なっている3人の命は政府の行動にかかっています」「小泉首相に自衛隊撤退を決断させるため、声を上げていきましょう」と訴え、小泉首相あての自衛隊のイ ラクからの撤退を求める署名を呼びかけました(写真)。
 若い女性が「こういう署名を探していた。会えてよかった」と駆け寄ってきたり、「いてもたってもいられない」と署名する男性など、1時間で79人の方が署名しました。

イラクでの日本人拘束事件についての緊急申し入れ(4月9日)

一、八日、イラク国内で、日本人の民間人三人が、「ムジャヒディン」をなのるグループによって拘束され、自衛隊をイラクから撤退させなければ三人を殺害するとの脅迫がなされるという重大な事態がおこった。
 NGOやジャーナリストなど民間人を人質にし、要求が入れられなければ殺害すると脅迫することは許されない蛮行である。
 日本政府が、拘束された三人の安全と解放のために、あらゆる努力をつくすことを、強く求める。

一、 同時に、政府がそうした努力をつくしたとしても、解放が実現されず、政府が自衛隊の派兵継続に固執するなかで期限が切れた場合、犯罪グループの予告どおり に、日本人の生命が犠牲にされる可能性があることは、否定できない。三人の日本人の人命は政府の行動にかかっている。
 私たちは、政府の行動によって、日本人の生命が失われてもやむをえないとする立場は、絶対にとるべきでないと考える。

一、政府は、「撤退する理由はない」としているが、日本人の生命を犠牲にしてまで、派兵継続に固執する「大義」があるだろうか。
 政府は、「人道支援のため」というが、イラク国民への人道支援は、日本もふくむ多くの国々のNGOやボランティアによって、おこなわれていた。そして自 衛隊派兵が、イラクで人道支援にとりくんでいるNGOやボランティアを、危険にさらす結果となることは、かねてから強く危惧されていたことである。
 現に、今回の事態は、人道支援にたずさわってきた民間人の生命にかかわる深刻な問題となっている。「人道支援のため」という口実で、人道支援にたずさわってきた民間人の生命を犠牲にするようなことがあってはならない。

一、さらにイラク情勢の劇的悪化によって、政府がくりかえしてきた「戦闘地域には派遣しない」という口実も、通用しない状況となっている。
 現在のイラク情勢は、イラク国民全体が米英軍主導の軍事占領支配に抵抗の動きを強め、占領軍がこの動きにたいして武力弾圧をくわえるなかで、イラク全土 にわたって戦闘が広がる、きわめて憂慮すべき状況となっている。自衛隊が派兵されたサマワでも、迫撃砲のような砲弾が打ち込まれるなど、自衛隊を標的とし た武力攻撃がおこっている。
 政府は、イラク派兵法の審議のなかで、「近くで戦闘行為がおこるなど、非戦闘地域の条件をみたさなくなったら撤退する」と、くりかえし言明してきた。この言明にてらしても、自衛隊派兵に固執する根拠は、おおもとから崩れている。

一、大義も根拠も崩れた自衛隊派兵に固執するという政府の行動によって、日本人の人命をそこなうようなことがあっては、絶対にならない。
 政府が、すみやかな自衛隊の撤退の決断をおこなうことを、強くもとめるものである。

 内閣総理大臣 小泉純一郎殿

日本共産党幹部会委員長 志位和夫

メ ニ ュ ー

  あなたは
  人目の訪問者です
くらし・法律相談 日本共産党中央委員会 Q&A 携帯サイトはこちら