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ヒートアイランド対策、環境学習などに効果。小学校の校庭を天然芝生に−−近藤なつ子議員の代表質問(2004年9月16日)


 9月16日から区議会第3回定例会が始まり、16日の本会議で近藤なつ子議員が代表質問をおこないました。

■「芝生化の可能性について検討していく」と答弁

 23区のうちすでに13の区が校庭の芝生化をすすめています。党区議団が視察した杉並区立和泉小学校(写真)では、子どもたち、先生、PTA、町会などが力をあわせて天然芝生の手入れをおこない、環境学習にも役立て、「子どもたちが外に出て元気に遊ぶようになった」「けがが3分の1も減った」「子どもたちのやる気と自信が育まれてきている」と効果があがっています。
 近藤議員は、新宿の小学校はゴムチップの校庭のため、表面温度が40℃から50℃近くになり、けがややけどの心配が増えていることなども示し、「学校現場や地域住民・団体からの希望をよく聞いたうえで、実施にむけて検討すべき」と質問しました。
 区長は、「芝生化の可能性について、(現在西戸山幼稚園でおこなっている)芝生化の検証結果や校庭利用の実態などをふまえて検討していく」と答えました。

■少子化対策について

 近藤議員は、「若い世代が子どもをもとうと思えるような施策が必要」だとして、ファミリー向け家賃助成の拡充、区民住宅・区営住宅の増設、住宅金融公庫対象物件もふくめた住宅資金融資あっせん制度の拡充、小中学生の医療費助成制度の実施などを求めました。
 区長は、「『子育てしやすいまちであると思う人の割合の増加』を目標として掲げ、少子化対策に取り組んでいく」と述べ、小中学生の医療費助成については、「少子化対策として、子育てしやすいまちをつくるために真に有効であるか、他の支援策との比較も含めて、よりよい施策を多角的に検討していく」と答えました。

■青年の雇用対策について

 世田谷区では工業・雇用促進課をつくり、職業紹介・相談機関の設置、若者向けの就職面接会、青年をトライアル雇用した区内事業者への奨励金事業などに取り組んでいることを紹介し、雇用促進の専任部署を設置した対策や青年も対象としたパソコン講座の開催などを要求しました。
 これに対し区長は、「雇用対策は、基本的には国や都などが広域的行政課題として取り組むべき」などと答えました。

■早稲田の古書店街への支援などについて

 近藤議員は、「地域の特徴ある業種に対する支援策を第4次実施計画に位置付けるべき」だとして、古書店を地域のブランドとして区が大いに宣伝すること、来年20周年を迎える早稲田青空古本祭に区長自らが出かけるとともに、区として特段の支援をすることを求めました。
 また、コンビニエンスストアやチェーン店の商店会加入を促進する条例・要綱の制定を求めましたが、区長は消極的な見解を示しました。

■治水対策について

 近藤議員は、党区議団として新潟県三条市の豪雨災害の復旧ボランティア活動に参加した経験をふまえ、都に対して70ミリ、100ミリの雨量に対応する計画をすすめることを要求すること、雨水浸透・雨水利用の積極的な対策、避難所の再点検や避難方法の徹底、聞き取りにくい防災無線の改善などを要求しました。
 区長は、「将来の100ミリ対応を念頭に、一日も早い水害の解消をめざし、都に対して河川・下水道事業の早期整備を要請していく」などと答えました。

■ことぶき館などの地域センターへの機能統合はやめるべき

 近藤議員は、区が8月下旬に発表した「第4次実施計画・第2次行財政改革計画(中間のまとめ)」について質問。地域説明会で町会長さんから「ことぶき館は廃止どころか、もっと増やしてほしい」という声が出されていることを紹介し、「多様な施設があることこそが多様な区民要望に応え、なおかつ地域センターでより多くの区民が活用できるのではないか」と質問。また、区財政が4年連続で実質単年度収支が黒字であり、03年度末の積立金が約321億円に達していることなどを指摘して、区財政の状況を区民に説明すること、区民に痛みをおしつけて縮小・廃止した事業のうち区民から要望の多い成人健診・がん検診の無料制度などの復活を求めました。
 区長は、「地域センターに統合できるものは統合し、地域センターを地域拠点として多目的に活用できるようにしていくことは、必要な取り組みである」「成人健診・がん検診の無料制度復活は考えていない」などと答弁しました。

■入学式・卒業式での日の丸・君が代の強制はやめ、内心の自由を守るべき

 近藤議員は、都教委による入学式・卒業式での教員の処分を振りかざしての日の丸・君が代の強制について、都教委の実施指針にとらわれず、子どもたちを主人公にした入学式・卒業式の実施と、児童・生徒の内心の自由を守ることを、区教委に求めました。



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