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山手通り関係5区連絡会の要請に、首都高速道路公団が排ガス測定器設置を検討することを表明(2004年12月16日)


 山手通り関係5区(新宿、目黒、渋谷、中野、豊島)連絡会は12月16日、首都高速道路公団に対し、首都高速中央環状新宿線(目黒区青葉台〜板橋区熊野町間、延長11km)の建設と山手通りの拡幅にあたって、十分な環境対策を講じるよう要請しました。
 要請には18人が参加。新宿区からは、「落合の環境を守る会」の方たち3名と日本共産党の笠井つや子区議、川村のりあき区議が参加しました。
 来住和行・中野区議(日本共産党)が代表して要望書を説明し、「東京の大気汚染は、よい方向に向かわず、喘息患者や肺がん患者の増加傾向はとどまらない」と指摘しました。

●山手通りの歩道幅の拡大は可能と回答

 佐伯公・首都高速道路公団東京建設局建設第一部調査第一課長は、排気塔に排ガス測定器を設置し、濃度を測定表示してほしいとの要望に、「排気塔の実施設計のなかで検討する」と答えました。
 また、鈴木和夫・同部関連街路課長は、山手通りの歩道幅の拡大の実現は可能だとし、「近く具体的に内容を示す」と述べました。

 「要望書」の内容は、以下のとおりです。

要  望  書

首都高速道路公団 理事長 橋本鋼太郎 殿

2004年12月16日
山手通り関係5区連絡会

 首都高速中央環状新宿線及び山手通り拡幅事業に関連して、私たち住民は、さまざまな住民要望を届けてまいりました。工事も最終段階に至りこの十数年を振り返る時、当初の山手通り6車線から4車線への変更と歩道部分の拡幅、自転車通行帯の確保、電柱の地下化、換気所への脱硝装置の導入など、当初の計画への住民要望による改良が加えられてきたことを喜ぶものです。
 しかし、最も憂慮している東京の大気汚染はなかなかよい方向に向かわず、喘息患者や肺癌患者の増加傾向はとどまりません。むしろ加速されている観があります。この現状を踏まえて以下のことを要望いたします。
 是非私たち住民との懇談の席を設けて要望をお聞きくださるようお願い申し上げます。

(一)、各排気塔に排ガス測定器を設置し、常時大気汚染状況を測定し表示すること。
(二)、可能な箇所に土壌脱硝装置を併設すること。沿道の排気ガス汚染対策については関係機関と連携し、試験的なものを含め積極的に導入、活用を図ること。
(三)、脱硝装置およびSPM除去装置については、機器による測定のもと、メンテナンスを適切に行い、機能低下を起こさないこと。さらに、NO2と共にNOや炭化水素などの有害物質を除去し、100%除去率に近づけるなど、性能の高いものへ開発・更新すること。
(四)、換気所の運転については、地域住民と安全、環境についての運用協定を結ぶこと。
(五)、環境測定の情報を公開し、恒常的に協議できる場を住民参加のもとに設置すること。
(六)、換気塔幅の縮小に応じて中央分離帯部分を狭くし、歩道部分を広くすること。
(七)、出入り口部分も歩行者道、自転車通行帯、植樹帯が確保される構造に変更すること。
(八)、自転車による事故が増加していることに鑑み、マナーのみに期待するのではなく、自転車のスピードを抑制する施策及び歩行者との事故を避ける構造にすること。

以 上



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