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高田馬場のJR線路隆起事故−−沢田あゆみ議員、田中のりひで議員が国交省に安全重視、徹底調査を要望(2006年4月27日)

 JR山手線・埼京線で線路が隆起して電車の運転が停止した問題で、4月27日、日本共産党の沢田あゆみ区議と田中のりひで区議は、笠井亮衆院議員、大山とも子都議などとともに、国土交通省鉄道局の担当者に、工事の状況と事故の経緯について説明を求めました。

■国交省は「当面工事を中止した」と報告

 国交省側は、事故が起きた工法と同じ工法でJR東日本が契約・施工中の工事が28件あり、当面工事を中止したことを報告しました。

■同じような線路の変形が相次いでいる。徹底した調査を

 現地を視察した大山とも子都議は、「最新の工法と聞いているが、2月には新橋駅近くで、つい先日も青梅線立体交差工事で、今回と同じような線路の変形が起きている。こうした事態が続き、公共交通機関の安全の問題が深刻な事態になっている。徹底調査を」と要望しました。

■工法そのものを点検し、安全確認を

 笠井亮衆院議員は、「同じような事故がくり返され、カーブならもっと重大な事故につながった可能性もある。安全をないがしろにしての再工事はすべきでない」と述べました。
 沢田あゆみ区議、田中のりひで区議は、「住民の不安はたいへんなもの」「工法そのものを点検し、安全確認を」と強調しました。


■4月24日のJR線路隆起事故−−首都圏の交通が大混乱、あわや大惨事に

 4月24日の線路隆起事故は、JR山手線・埼京線が拡幅工事中の都道(諏訪通り)と交差する場所で発生しました。JR湘南新宿ラインの運転士が走行中に異常な音を感じ、JR東日本が点検したところ、線路の一部が長さ約25メートルにわたり最大で約5センチ盛り上がっていることを発見しました。
 新聞の報道によると、当時山手線に乗っていた人たちは、「ドーンと車両が浮き上がるような衝撃で、上下に激しく車体が揺れた」などと話しています(「しんぶん赤旗」4月25日付け)。超過密ダイヤで、あわや大惨事となる可能性もありました。
 JR東日本は、山手線、湘南新宿ライン、埼京線の運転を見合わせ、302本が運休、32万人以上に影響が出ました。

■都道拡幅工事のためのコンクリート打ち込み作業が原因か

 JR東日本は、線路の真下にある第一戸塚ガードの都道(諏訪通り)拡幅工事のコンクリート打ち込み作業によって、軌道が盛り上がったのが原因とみて調べています。
 この工事は、東京都の委託を受けたJR東日本が実施し、鉄建建設と西武建設の共同企業体が請け負っていました。2車線の都道を4車線にするトンネルを掘るもので、線路下のトンネル上部の鉄枠の中にコンクリートを高圧を加えて流し込む工法でおこなわれていました。JR山手線、埼京線の4本のレールが隆起し、並行している西武新宿線は盛り土が厚かったため影響が小さかったといいます。

■2月にも同じ工法で新橋−浜松町間でトラブル。原因不明のまま工事

 今回の隆起事故と同じ工法でおこなわれていた工事で、今年2月にも山手線の新橋−浜松町間で線路が沈下するトラブルが発生していました。
 JR東日本は、「2月のトラブルはパイプを打ち込む時に発生した。今回はすでにパイプは打ち込んであり、安全だと思っていた。2月のトラブルの原因は究明中」だと原因が明らかにならないまま工事を続けていたことを明らかにし、今回のトラブルを受けて、「(同じ工法で工事中の)6カ所中2カ所でトラブルが発生した以上、同じ工法の工事は中止する」方針、と報道されています(「しんぶん赤旗」4月25日付け)。



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