希望のもてる社会をわたしたちとともに
トップページ 区議会だより>2003年第4回定例会一般質問 田中議員


■2003年第4回定例会一般質問 田中議員(2003年11月28日)

 私は、西武新宿線の下落合駅と中井駅のバリアフリー化とホームの改善について、もう1点は、下落合保育園の民営化について区長に質問します。
 JR中央線の「開かずの踏切」問題を契機に、最近の東京新聞で「開かずの踏切」についての特集が行われていました。何と新宿区では、唯一下落合駅南口改札を出たところの踏切、下落合踏切第1号と言われておりますけれども、1999年度の国土交通省のボトルネック踏切、いわゆる「開かずの踏切」の調査で、ピーク時の遮断時間が40分以上で、かつ遮断交通量が5万台・時を超える都内で39カ所ある踏切の一つになっています。
 下落合駅については、夜10時まで開いている南口改札によって、人の通行については踏切を渡らずに移動できるようにはなりました。しかし、駅構内のホームの移動については跨線橋を使わなければなりません。
 一方、中井駅北口については、「西武線中井駅周辺地区整備基本計画(案)」での最重要事項になっていますが、2006年度の環状6号線拡幅事業による側道設置とあわせ、西武鉄道と区が協力して整備することになっています。また、中井駅についても、駅構内のホームの移動については、エスカル(階段昇降機)がありますが、跨線橋を使うことになります。両駅にはエレベーターやエスカレーターが設置されていません。その結果、新宿区独自のバリアフリー基準に基づくランクを見ると、都営大江戸線の区内全駅がAランクに対して、残念ながら下落合駅がE、そして中井駅がHというふうに整備が大変おくれています。
 新宿区では、「高齢者、身体障害者等の公共交通機関を利用した移動の円滑化の促進に関する法律」、いわゆる交通バリアフリー法に基づき、今年度と来年度で基本構想の作成が計画をされています。この両駅の周辺には、聖母病院や特別養護老人ホームなどの施設もあり、高齢者も多く居住しています。また、5月には薬王院のぼたんの花の観賞、あるいは染めの里二葉苑、林芙美子記念館を訪れる人たちもこの両駅を利用します。
 平成14年度の1日平均の乗降客が、下落合駅は1万 2,349人、中井駅は2万 5,709人に上り、当然基本構想の対象になるのではないでしょうか。
 また、中井駅については、中井富士見橋が跨線橋に影響しないことになり、跨線橋は残ることになりました。改めて周辺地区整備計画に跨線橋にエレベーター等を設置することを盛り込むべきではないでしょうか。

 この地域に住む高齢者や障害者の人たちにとって、この町が生活しやすいかどうかは、両駅のバリアフリーがどうなっているかが大きく影響するのではないでしょうか。
 上落合に住む車いすを使用している高齢者の方は、「下落合駅に南口の改札ができるまでは、両駅に跨線橋があるためホームの移動が大変だったので、新宿に行くときは下落合駅から乗車し、帰るときは中井駅で降車していたんですよ」と。跨線橋を渡ることができないため2つの駅を使っていた苦労話をされていました。
 また、中井駅のすぐ近くの方で、車いすで障害者センターに通っている障害者の方は、やはり新宿方面に行くときは下落合駅まで行っていたそうです。家族の方のお話では、「エスカルでは、駅職員の方が忙しいときはすぐには手が離せないので、時間がかかるのよ」と言っていました。今はバリアフリー化された大江戸線中井駅ができ助かっているそうです。
 こういった声を聞き、姿を見るとき、私はまさに「高齢者、身体障害者の公共交通機関を利用した移動の円滑化の促進に関する法律」という法の趣旨を生かす、行政の先進的な取り組みが求められていると痛感します。区長の御見解と取り組みの計画についてお聞かせください。

 近年、西武新宿線高田馬場駅については区も一部補助を出し、JRよりも先にバリアフリー化されました。また、JR高田馬場駅も先日工事説明会が開かれ、バリアフリー工事がいよいよ始まります。
 私は先日、この9月30日にエレベーター4基、エスカレーター4基、多機能トイレ1カ所を備えた「人にやさしい駅」として、バリアフリー化が完成した西東京市にある西武新宿線東伏見駅を視察調査してきました。東伏見駅は平成14年度の1日平均の乗降客が2万 1,633人です。この工事に当たっては、駅構内については、国の交通施設バリアフリー化事業や都の鉄道駅エレベーター等整備事業、また、駅構外については、人にやさしいまちづくり事業を取り入れて、国、市、鉄道事業者それぞれの負担で行われました。
 そういった手法も研究しながら、基本計画や基本構想にとらわれることなく、一日も早く下落合、中井両駅のバリアフリー化を西武鉄道に求めていくべきだと思いますが、いかがですか。
 また、駅ホームの屋根については、車両よりも短く雨のときは大変です。西武鉄道に対し、公共交通の役割を担う責任からも屋根の延伸を要求すべきだと思いますが、いかがですか。

 次に、下落合保育園の建てかえ民営化問題についてです。
 今議会で、私立保育所等整備事業者の選定の予算が補正予算で出されました。これまでも3回の保護者説明会が行われていますが、まだまだ民営化に対する不安があるのではないでしょうか。
 保護者からは、「財政を理由に私立園に移行するのはおかしいと思います。国に補助を要求しないのですか」「何を言いたいのかわかりません。公立園について今以上のことは望んでいません」「下落合保育園は、園長先生も評判がよく、小さくアットホームな保育園で、子供を安心して預けられています。子供が今の状況でこのまま過ごせたらよかったと思っており、残念です」など、建てかえや民営化について、賛否も含め不安や要望が出されています。新たに学童クラブが民設で併設される計画が発表されました。
 そもそも多くの保護者は、民営化せずに公設公営での運営を望んでいるのではないでしょうか。我が党は、建てかえ後についても、区が直接運営すべきであり、民営化については行うべきではないと考えています。
 この間、区の出したスケジュールからいけば、平成16年度は現在の下落合保育園に1年間通い、その後は改築した戸塚第三幼稚園の仮園舎に17年度、18年度の2年間通い、計画では19年度から民営化された下落合保育園に通うことになります。
 しかし、民設民営の施設入所は、平成19年度であっても、結局プロポーザルによって事業者が決定される時期が、事実上の民営化の事業になることは言うまでもありません。
 本来、プロポーザルも保護者が民営化に納得し、民営化についての要望も含めて行われることが必要ではないでしょうか。当然、建てかえについては、一方では計画どおり進めながらも、民営化、プロポーザルについては、保護者の納得と合意を得てからにすべきだと思いますが、いかがですか。
 仮に運営を行う事業者の選定の経費が計上された場合でも、必要によっては凍結してでも保護者の意見を尊重すべきではないでしょうか。その結果、公設公営の選択がされた場合には、保護者の意見を尊重すべきだと思いますが、区長の見解をお伺いします。

 以上で私の一般質問を終わります。御清聴ありがとうございました。(拍手)




トップページ 区議会だより 区議8人の紹介と活動私たちの政策・見解
おもな活動新宿区政の焦点 あなたの声にこたえて リンクE-mail