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■2004年第1回定例会一般質問 阿部議員(2004年2月27日)

 日本共産党区議団の阿部早苗です。
 ただいま、のづ議員の方から放置自転車の撤去料の問題が提起されましたけれども、私は放置自転車をつくらないための自転車駐輪場対策について質問したいと思います。

 1番目の質問は、新大久保駅前の補助72号線予定地に暫定的に設置されております自転車駐車場の活用についてです。新大久保駅前の放置自転車は、商店街の皆さんや区職員の皆さんなどの努力もあって、平日は随分改善されてまいりました。しかし、日曜日は歩道の半分近くが自転車で占拠されています。一方、目の前の暫定駐車場はがらあきです。けさも見てまいりましたが、30台しかありませんでした。
 区の条例では、1日利用者のための使用料が定められていますが、ここには管理人がいないので使用料を払えず、1日利用がかないません。私は週に1回、 100円を払ってお向かいの駐車場に自転車を預けています。この暫定駐車場も、 100円のコインを入れれば1日利用ができるシステムを導入し、さらに定期利用者もカードで出入りできるようになれば、改札口にも近いのですから、土日だけでなく平日も利用者はかなりいると思います。もっとここの利用促進を図り、駅前の放置状態をより改善すべきではないでしょうか。
 2番目の質問は、地下鉄東新宿駅付近の自転車駐車場対策についてです。
 既に大江戸線が開通して3年以上が経過しましたが、東新宿駅にはいまだに合法的な駐輪スペースがなく、新宿七丁目側の出口付近だけでも、六、七十メートルにわたって乱雑に自転車が並んでいます。
 一昨日の朝、私が数えましたら 131台ありました。今でもこの状態ですから、池袋、渋谷のターミナル駅を結ぶ地下鉄13号線が開通したら、これよりもっと多くの自転車が集まるのではないでしょうか。13号線の開通までには、何としても駐車場を確保していただきたいし、当面の対策として、鉄道事業者であり、かつ道路管理者でもある東京都に対して、せめて自転車整理区画だけでも整備させるべきだと思います。
 また、東新宿駅付近の明治通りと職安通りには、自転車とバイクが列をなしています。バイクのナンバープレートを見てみますと、足立・世田谷・杉並などなど他区ナンバーのものも本当にたくさんあります。駅利用者というより、通勤や商用に用いて、路上にとめ置いているものと思われます。こうした地域では、事業者に対して、ビル内に駐輪スペースを確保することを求め、それができない場合は、自社の社員等に対して、バイクや自転車で来ないように指導するような啓発活動をもっと強めることが必要です。また、オフィス街や繁華街に、車だけでなく、自転車も利用できる駐車場の設置を促進することも必要だと考えます。
 さらに、集客数の多い店舗のはみ出し自転車も通行の妨げとなっています。新宿区自転車等の放置防止及び自転車駐車場の整備に関する条例第26条では、遊技場、スーパーや飲食店、金融機関等が建物を建築する際に、それぞれの用途ごとに、一定面積以上の店舗に対して、広さに応じた台数分の駐車場設置が義務づけられています。しかし、条例施行前の店舗には遡及しません。建物の更新は何十年のスパンで行われますから、路上にはみ出す自転車問題の解決ははるか先のことになってしまいます。集客数の多い店舗の事業者の多くは、チェーン展開のそれなりの資本も有している企業が多く、受益者負担を求めてしかるべきだと考えます。既存の建物であっても、集客数の多い店舗には、必要十分な自転車駐車場を設置させる対策を講ずることも求めます。
 以上、自転車駐車場対策についての質問にお答えください。

 次に、新宿六丁目日本テレビ跡地のまちづくりについて質問します。
 昨年末終了の予定がおくれましたが、埋蔵文化財発掘も終了に近づき、4月ごろには、土地所有権が日本テレビから都市基盤整備公団に移転することになります。この間に、都市再生緊急整備地区に指定され、東京都が本年4月に決定予定の都市計画でも、住宅市街地再開発整備の重点地区にも指定され、約4ヘクタールという広大な土地の開発事業がいよいよスタートします。
 日本テレビによる開発構想が提出された際、区は専門家も交えた整備検討委員会を設け、区としての見解を出しています。その中には、公共性の高い住宅の比率を高めることとあわせて、歩行者空間の整備、区立公園と緑化、食料備蓄倉庫の設置、地域冷暖房システムや雨水の地下貯留槽設置等、具体的な公共施設の整備を求めています。
 開発方向や施行者は変わりましたが、地域の特性や課題が大きく変わったわけではなく、ここに示された公共的施設の必要性は存続していると思います。だれでも気軽に入れる区立公園は、ぜひとも整備していただきたいものですし、特に集中豪雨となれば、床上・床下浸水の被害が頻発している地帯に隣接しており、地下貯留槽は絶対に必要です。
 区として、この土地一帯のまちづくりをどのような方向で進めるのか。公共施設で具体的な計画があれば、それも含めてお答えください。
 また、新聞報道では、地区計画を策定する方向であるかのように伝えられています。区は地区計画を策定する予定なのでしょうか。策定するのであれば、規模の大きさからいっても周辺への影響は大きく、住民の参加は当然のことでありましょう。この点についてもあわせて区の考えをお伺いいたします。
 私が1月に公団の担当者にお会いした際には、土地を民間に売却譲渡するのか、定期借地として貸し付けるのかも含め計画は未定であり、所有権が移ったら住民に対して説明をし、要望はきちんと聞くと言っていました。大切なのは、意向調査にとどめず、住民みずからがまちづくりの主体になることではないでしょうか。地域には、1992年度から「新宿5、6丁目まちづくりの会」が発足し、1993年にはまちづくり推進計画をつくった経験があります。日本テレビによる開発がとんざし、現在はまちづくりの会は活動していません。整備計画策定のための調査やまちづくり協議会の活動に対して国や地方公共団体が一部補助する仕組みも活用し、まちづくり協議会の発足を支援していただきたいと考えます。

 以上で私の質問を終わります。御清聴ありがとうございました。(拍手)




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