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(仮称)落合第二区民センターの建設とそれに関連する西落合ことぶき館・落合社会教育会館、この統合について区長と教育委員会にお伺いをいたします。
落合第二区民センターは、これまでほかの地域の区民センターが次々と建設される中で、長い間、地域の住民の皆さんの悲願であり、建設は期待を持って受けとめられてきました。しかし、この間の区民センター建設の説明会では、ことぶき館と社会教育会館について「統廃合には納得できない」との意見が多数出されたように、同施設の統廃合問題が地域利用者に波紋を広げています。説明会の前までは、新しい施設への大きな期待が高まっていましたが、「区民センターができて、これでやっとほかの地域との格差が縮まると思っていたのに、ことぶき館も社会教育館もなくなってしまうのか」「最近できてきた大久保区民センターや榎町区民センターの近くにもことぶき館があるではないか。区民センターはできるのが遅くて、ほかの施設がなくなるのは一番先か」と落胆と失望の声も聞かれているのです。
本来ならば、喜ばれるべき区民センター建設が、そうなっていないという現状を受けとめ、西落合ことぶき館と落合社会教育会館を事実上廃止するという前提の建設計画は進めるべきではないと考えます。
そこでお伺いいたします。
西落合ことぶき館、落合社会教育会館について廃止するということを、だれがいつ判断するのか、建設準備委員会で統合は難しいとの判断がなされた場合、それぞれの施設は存続する考えはあるのか、お伺いいたします。
次に、西落合ことぶき館について区長に伺います。
ことぶき館は、ことぶき館条例で、高齢者の福祉の増進を図ることを目的とし、おふろやヘルストロン、集会室などをすべて無料の健康増進と交流の場として利用されております。新宿区の調べによると、西落合ことぶき館は平成14年度は
7,336人、15年度は 8,484人の利用がありました。ことぶき館の利用のされ方を見ると、団体利用もありますが、個人が自分の都合に合わせて利用するというスタイルです。ことぶき館が無料で気軽に立ち寄れるからこそ、地域の高齢者の交流を支えてきたと言えます。それは、団体利用にしても高齢者クラブの交流会についても、高齢者クラブの役員会にしてもそうです。利用料が高いと交流会などは、参加費の徴収など難しさが出てくるとため息をついていらっしゃいました。
行財政改革計画では、ことぶき館について「集会室機能については地域センターなどで代替できるようにしていきます」とはされております。しかし、第1回定例会で、ことぶき館条例が改定され、区内に居住する高齢者の福祉の増進を目的とした活動を行えるようになりました。この条例の趣旨からしても、地域センターに統廃合するのは無理があると思われますが、いかがでしょうか。「おふろに入ってリラックスして交流するのが一番の楽しみだ」「おふろがなくなったら来なくなる人も多いのではないか」との声も説明会で出されたように、ことぶき館利用者の最大の魅力がおふろです。西落合ことぶき館の入館者、特に男性の8割から9割はおふろを利用し、交流しているのです。
先ほど申し上げた利用方法の違いなど、総合的に考え、新地域センターには西落合ことぶき館を統合せず、存続するという選択をすべきと考えますが、いかがでしょうか。今後つくられる戸塚区民センターでは、ことぶき館の廃止は伴わないとされています。また、現在、ことぶき館がある地域の住民とは格差ができると思われ、その点からも存続をすべきと考えますが、御所見を伺います。
次に、社会教育会館について伺います。
社会教育会館は、生涯学習の場として利用され、落合社会教育会館は平成14年度に3万428 人、15年度には2万7,492人の利用があります。説明会では「廃止先にありきなのか」という怒りの声が出されたように、もう既に決定済みという印象を利用者の方は持っておられます。
そもそも社会教育会館は、社会教育会館条例で「区民の実際生活に即した文化的教養を高める機会及び場所を提供し、社会教育の振興を図る」と1条にうたい、目的として3条に社会教育関係団体の活動に関すること、社会教育活動の支援に関することを定めています。「行財政改革計画」では、「地域センターなど、同様の役割を果たしている施設の状況を勘案しながら、生涯学習事業の機能を整理します。その上で、老朽化した社会教育会館については、整理・統合を検討します」と、地域センターと統合の方向が打ち出されております。
今回、地域センターと統合するとのことですが、今まで果たしてきた社会教育会館の役割が達成できるかどうかをよく吟味すべきであって、単に「施設白書」「行財政改革計画」にあるからと、地域センターが新しくできるから統合するという態度であってはならないはずであります。
これは、生涯学習について、区がどう考えるのかが本質的問題だと思われますが、そうした検討もなく、施設面からでの検討では本末転倒だと言えます。まず、利用料は2倍から3倍になり、「団体の運営そのものに支障をきたす」との声が登録団体から出されております。
こうした問題点が、端的にあらわれるのが団体委託講座です。平成14年度は12回で、1,643 人が参加し、平成15年度は5回、 779人が参加、今年度も今までに3講座が計画をされています。この講座には、1つ10万円以内の運営費が助成をされ、利用料が免除されるということや、優先的に場所を確保できるという運営がされてきました。参加者も大変有意義だったと効果を認め、主催者側からも、「講座の内容を充実させるのに大変役立っている」と伺っております。生涯学習が今日、これだけ重視される中、本来であれば、以前新宿区がやっていたように、社会教育会館に社会教育主事が置かれ、生涯学習を支援することが求められているはずです。団体委託講座ももともと区が主体で講座をやっていたものを、財団の主催に、団体委託にと後退を重ねてきたとも言えるものを「また後退させるのか」との声が、参加者からも出されております。
そこで伺います。
団体委託講座を初めとする講座や登録団体の利用について、地域センターに取り込んだ場合、社会教育会館の機能をどう担保するのかが問題です。現在の区民センター条例では、到底、機能を取り込むことはできないのではないでしょうか。やはり生涯学習に対する新宿区の責任を明確にし、仮に団体委託講座、登録団体の利用ということで利便を損ない、生涯学習に後退をもたらすならば、社会教育会館は存続すべきではないかと考えますが、いかがでしょうか。
次に、建設準備委員会についてです。
建設準備委員会のメンバーから、テンポが早過ぎて、もう少しよく議論をしたいとの声を伺いました。平成19年度に竣工という計画で、今年度中に設計をしなくてはいけないということが原因のようです。西落合ことぶき館、落合社会教育会館の廃止の問題について、私は、建設準備委員会のメンバーから「廃止すべきではない」との声も聞いており、また「社会教育会館やことぶき館をなくした責任を問われても困る」との声も出されております。建設準備委員会の議論は、地域にとって何が求められているのかという観点から、率直な意見が出される場として行われるべきだと思いますが、いかがでしょうか。
建物のつくりについては、建設準備委員会で議論をし、住民の声を入れていくということになっており、検討いただいているところです。さて、新宿区は、次世代育成支援計画策定の先行自治体として、案をもとにした地域での懇談会が行われております。やはりこうした時期につくられる区民センターとして、気軽に利用ができる子供、子育て世代、青年が集まれる居場所を盛り込むべきと考えますが、いかがでしょうか。
また、葬祭のできる多目的ホールについても、要望がこの間高かったものであります。建設準備委員会の議論ということもあろうかとは思いますが、区長としての考えをお伺いします。
時間の制約もございますので、早口となりましたが、以上、よろしく御答弁をお願いをいたします。(拍手)
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