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■2006年第2回定例会一般質問 沢田議員(2006年6月9日)

住民との「協働」と戸塚市場の活用について

 日本共産党区議団の沢田あゆみです。私は、住民との「協働」と戸塚市場の活用について質問いたします。

 戸塚市場は、四谷市場とともに長い間住民に親しまれてきましたが、2008年3月31日をもって廃止されることが条例で決まっています。第二次行財政改革計画では、当初、戸塚市場廃止後の跡地活用については「2008年度からは売却などによる財産活用を図ります」とされていましたが、昨年、地元の西早稲田文化町会による住民アンケートが行われ、「売却しないで、住民の意見を聞いて活用してほしい」という要望を、超党派の区議会議員5人の立ち会いのもと、区長に申し入れました。

 区長も住民の皆さんと直接話され、区の方針から「売却」という文字は消えました。住民の皆さんは、自分たちの声が聞き入れられて、売却方針が事実上撤回されたことに大変喜び、今後の区の対応にも期待を寄せています。

 現在、戸塚市場で御商売されている方々は、廃止になるまでは今までどおり御商売を続けたいという御意向で、1軒の方は、廃止後も御商売を継続したいという御意向です。今後は、この方たちの希望に沿った十分な支援が区に求められます。

 あわせて、戸塚市場廃止後の活用については、区の考えだけで進めるのではなく、町会や住民の皆さんの御意見を十分に取り入れながら検討するということについては、区長にもお約束をいただいているところですが、いよいよ今年度から跡地活用の検討に入る予定となっています。

 区長は、現在、基本構想の見直しに当たっては、公募による区民会議を組織し、白紙の段階から区民に議論し、提案してもらうというスタンスで進められておりますが、戸塚市場の跡地利用についてはどのような組織で検討されるおつもりか、また、検討の過程で町会など住民の意見はどのような仕組みで取り入れていくのか、まずお聞かせください。

 以上のことを踏まえ、廃止後の活用については、私もほかの4人の区議会議員の皆さんとともに今後もかかわっていきたいと思いますが、今回具体的に質問するのは、戸塚市場の空きスペースの暫定的な活用についてです。

 現在の戸塚市場は、12店舗分のスペースのうち6店舗のみしか営業しておらず、半分のスペースが何の活用もされないまま現在に至っています。しかし、2008年3月31日の廃止までに1年9カ月の期間があります。これを地域のために利用することは、今後の住民自治や協働という観点からもよい効果を発揮するものと思います。

 これまでも、区民の皆さんから、暫定的な利用についてさまざまな要望や提案がありました。例えば、社会福祉協議会が進めているいきいきサロンを地域で始めるに当たって、場所を提供してほしいという話がありましたが、区は、これを認めませんでした。結局、町会の協力のもと、個人の御自宅でやられることになりましたが、新しいことを立ち上げるときに、期間限定であっても、公共の場で始められたら来る人も来やすいと思う。いずれ個人宅でやるにしても、十分な準備ができただろうにという声がありました。

 また、チャレンジワークと地域住民が協力、運営するリサイクル品の展示場所にしてはという提案もありました。区の担当の皆さんが、さまざまな検討をしていただいたことは承知しています。しかし、結論は残念ながらこれもだめということでした。

 暫定利用を認めない理由は、イベントなど単発で利用するのはよいが、一定以上の期間に及ぶのは認めないというものです。しかし、短期間ならよいが、中期、長期ではだめという根拠は要綱にもどこにもありません。どんなに長くても2008年3月31日の廃止までの期間限定であることはだれもが理解していることで、区が貸したからといって、廃止後も居座ろうなどという人はいません。「うまくいけば、とてもよい協働の例になると思ったのに残念」「あれこれ理由をつけて断られたら、もう何を言ってもだめかと、区に意見を言う気がしなくなる」という声が関係者から寄せられています。

 区長は、協働、協働と言いながら、実際には協働の芽を摘み取るようなことになってはいないでしょうか。本当に住民との協働を考えるのなら、住民の皆さんから積極的な要望や提案があったときに、いかにしてそれを実現するかという立場に区が立つべきです。

 住民の皆さんは、暫定利用のために特別に区にお金を出してほしいと言っているわけではありません。ただ、あいているスペースを貸してほしいというささやかな願いがどうして聞き入れられないのでしょうか。

 イベントなど、単発的でしか貸さないという区の方針は見直し、住民からの要望があれば廃止までの期間内で貸し出すようにすべきと考えますが、いかがでしょうか。

 以上で、私の一般質問を終わります。御清聴ありがとうございました。(拍手)

◎答弁:企画政策部長(猿橋敏雄)

 沢田議員の御質問にお答えいたします。

 初めに、戸塚市場の跡地利用について、どのような組織で検討するのかとのお尋ねです。

 区では、平成17年度に、区が保有する施設等の適正な管理、有効な活用を調査、検討するため、庁内に新宿区施設活用検討会を設置しました。

 戸塚小売市場の跡地活用につきましては、この検討会において、今後の検討組織のあり方も含め検討してまいります。

 次に、検討の過程で、町会など住民の意見はどのような仕組みで取り入れていくのかとのお尋ねです。

 昨年度は、施設活用方針の決定に当たりまして、該当地区の地区協議会を通して地域の皆さんに御説明し、御意見をいただきました。これを踏まえ、戸塚小売市場の跡地活用につきましては、戸塚地区協議会を通して、地域の皆さんの御意見をいただいてまいりたいと思っております。

◎答弁:地域文化部長(野口則行)

 次に、戸塚小売市場の空き店舗スペースの暫定的な活用についてのお尋ねです。

 戸塚小売市場は、平成19年度末をもって廃止することが決定していますが、現在のところは、新宿区設小売市場条例及び同施行規則により、設置目的に基づき小売店舗として活用していただいているところです。

 しかしながら、現在、小売市場の約半分のスペースが空き店舗となっており、廃止までの残された期間、少しでも小売市場の活性化を図ることも必要であると認識しています。そのため、空き店舗スペースの暫定的な活用につきましては、地域の皆様の御協力のもと、小売市場のにぎわいが増す取り組みを検討し、多くの区民に御来場いただける支援策に活用したいと考えています。

 今後、小売市場の出店者や地域の皆様とも十分に話し合い、支援策に応じて柔軟に期間を設定しながら、空き店舗スペースの活用を進めてまいります。

 以上で、答弁を終わります。

●沢田議員

 自席から発言させていただきます。

 今後のことについては、検討組織のあり方についても検討するということで、主に地区協議会などで意見を吸い上げていくというお話でしたので、ぜひ地元の、そして特にその町会の皆さん、大変熱心なので、そういうところの意見をしっかり聞きながら進めていただきたいと思います。

 それから、後段の具体的な暫定利用については、いい御答弁だったというふうに私は受けとめましたので、これからまたいろいろ御提案があったときには、ぜひ住民の皆さんと一緒に区政を進めていくんだという立場でやっていただきたいと思います。

 以上で、発言を終わります。(拍手)




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