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区立北山伏保育園・薬王寺保育園を廃園にする条例案に関する申し入れ
区長は第3回区議会定例会に、区立北山伏保育園と薬王寺保育園を今年度末で廃園にする条例(新宿区立保育所条例の一部を改正する条例)を提出される予定です。
両保育園の廃園については、4年前に計画が明らかにされて以来、保護者や関係者から区議会に陳情が提出されたことをはじめ、反対と疑問の声が数多く寄せられてきました。
区長は第2回区議会定例会での日本共産党の代表質問に対し、この2つの保育園を「あえて存続させることをもって待機児問題の解決策とは考えておりません」と答弁されましたが、昨年度末の区内の待機児童数は265人もあり、今年度も9月1日時点で105人の児童が保育園への入所を待っています。区が7月に発表した「保育園待機児童解消策」は、「年度当初における待機児童解消」を目標とするだけで、定員の拡充と弾力化などによって対応するとともに、私立保育園を誘致する代わりに区立保育園を廃止するという内容です。経済状況の深刻化などで保育園の役割がいっそう重要となっているもと、この計画は区民の待機児解消の願いに応えるものとはなっていません。
「待機児がたくさんいるのに、なぜ区立保育園を2つも廃園にするのか」という区民の疑問は当然です。区は、両保育園の廃園にともなって周辺の区立保育園の定員拡大をおこなう計画ですが、両保育園を存続させれば、保育条件の悪化をまねくことなく、待機児解消に大きく資することができます。今年度廃園予定であった新宿第一保育園は現在、0歳児が19人、1歳児が20人と定員をほぼ満たしています。この事例は、安易に区立保育園を廃園にするのではなく、拡充を軸にしてこそ待機児解消へすすむことができることを示しています。
また、両保育園の保護者からは、転園を余儀なくされて子どもをとりまく環境がそっくり変わることへの不安が様々出されていますが、「ひき続き同じ保育園に通園したい」というのは当然の願いです。
区長は、「就任にあたっての所信」で、「区政の基本は、時代の変化の中、生活者である区民の皆様の切実なご要望に対して、多くの区民の方々の納得のもと、最善の施策を選択することにより応えていくこと」と述べられましたが、両保育園の廃園については、多くの区民の納得がえられている状況にあるとはとうていいえません。
よって、区長に、左記のことを申し入れるものです。
記
一、第3回区議会定例会に、区立北山伏保育園と薬王寺保育園を今年度末で廃園にする条例(新宿区立保育所条例の一部を改正する条例)を提出することをとりやめ、両保育園の今後のあり方については、あらためて十分な区民参加のもと検討すること。
2003年9月11日
日本共産党新宿区議会議員団
新宿区長 中山弘子様
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