希望のもてる社会をわたしたちとともに
トップページ 私たちの政策・見解>小中学生の医療費無料化条例についての日本共産党の提案説明(2005年2月28日)


小中学生の医療費無料化条例についての日本共産党の提案説明(2005年2月28日)


 日本共産党は、区議会第1回定例会に、小中学生の通院・入院医療費を無料化する条例(乳幼児医療費助成条例の改正)案を提案しました。

■医療費無料化を求める陳情が区議会に相次いで提出されています

 新宿区が小学生の保護者におこなったアンケート調査(03年10月)では、「子育て支援事業に望むこと」の第1位が「経済的援助」(65%)でした。なかでも、医療費の負担軽減の願いは切実です。区議会にも、新日本婦人の会新宿支部、東京保険医協会新宿支部、東京歯科保険医協会などから無料化を求める陳情が提出されています。

■23区中10区が実施にふみだしています

 23区では、すでに3区が小中学生への医療費助成を実施。05年度実施予定を合わせると、計10区が助成にふみだします。

〈すでに実施または実施を決定している区〉
港 区…04年4月から小学生の入院に助成。05年4月からは小中学生の通院・入院に助成
北 区…04年4月から小中学生の入院に助成
品川区…05年1月から小学生の通院・入院に助成
台東区…05年4月から小中学生の通院・入院に助成
〈05年度に実施を予定している区〉
大田区…05年4月から小学校1〜3年生の通院・入院、小学校4年生〜中学校3年生の入院に助成
目黒区…06年1月から小学生の入院に助成
世田谷区…05年4月から小学校3年生までの通院・入院に助成
中野区…05年10月から小学生の入院に助成
板橋区…05年10月から小学生の入院に助成(所得制限あり)
葛飾区…05年4月から小中学生の入院に助成

■05年度も「調査・検討」と言う新宿区。これでは06年度当初からの実施も困難に

 日本共産党は、区民のみなさんの要望を受け、昨年2月の区議会以来、小中学生の医療費無料化を要求してきました。今年1月31日には中山区長に実施を申し入れるとともに、2月28日の区議会本会議の代表質問でもあらためて要求しました。
 しかし、中山区長の答弁は、「経費と効果を検証のうえ、より効果的な施策を実施することが大切」だと述べ、05年度は「この視点に基づき、子どもの医療費への助成も含め多角的に調査・検討していく」という内容でした。無料化を実施するためには、医療関係機関などとの調整が必要なため、これでは06年度当初から実施することさえ困難となります。

■日本共産党は、医療関係機関の協力を得たうえで06年度当初から実施する条例を提案

 日本共産党が提案した条例案は、医療関係機関などの協力を得たうえで、06年度当初から実施する内容です。
 昨年の区議会第4回定例会の福祉健康委員会でおこなわれた陳情の審査では、同委員会に所属するすべての会派(共産党、公明党、自民党、新宿無所属クラブ、民主党、社会)が小中学生の医療費助成の必要性を認める発言をしています。
 日本共産党が提案した条例は、3月16日(水)・17日(木)の区議会福祉健康委員会で審議・採決される予定です。日本共産党は、条例案への各会派の賛同をよびかけています。

小中学生の医療費無料化条例についての雨宮たけひこ議員の提案説明

                      2005年2月28日 区議会本会議

 ただいま上程されました議員提出議案第1号、新宿区乳幼児の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例について、提出者を代表して、ご説明申し上げます。
 この条例は、日本共産党新宿区議会議員団の7名の議員が提出者となり、日本共産党区議会議員団の2名が賛成者となり、事実上9名の議員によって提案するものです。
 現行条例は、小学校入学前の乳幼児の医療費を助成していますが、本条例は、小学生・中学生の医療費も無料になるように、助成の対象をさらに拡大するためのものです。
 私たちは、条例提案に先立ち、新宿区医師会、歯科医師会、薬剤師会のみなさんと懇談しましたが、「小中学生の医療費の無料化は必要。早く実現できるといいですね」と励ましをいただきました。知りあいのお医者さんは、「医療費が3割負担になって、子どもでも医者に来ないで売薬で済ませたり、症状が重くなってから来る例もある」と言っています。実際、小学生の保護者の方からは、「歯医者さんに子どもを行かせる時、もしもの場合も考えて5000円持たせた」とか、「インフルエンザで病院に行ったら、3000円を超えた」などというお話を聞きました。3割負担は子どものいる家庭にも容赦なくかかっています。
 新宿区次世代育成支援計画の策定にあたって実施したアンケート調査では、「子育て支援事業に望むこと」の一番の要望が経済的支援でした。いま、この願いにどう応えるのかが、各自治体に問われています。お隣の渋谷区は保育料の大幅値下げ、港区は中学生まで医療費が無料になります。
 では、合計特殊出生率が0.79の新宿区の経済的支援の目玉は、何でしょうか。住宅の転入・転居助成で十分でしょうか。かつて新宿区が他に先駆けて乳幼児の医療費無料化を実施した時は、「子育てするなら新宿で」と言われ、隣接区から区境を越えて新宿区に引っ越したという家庭もありました。この1月から小学生の医療費無料化が実施された品川区では、他区から引っ越してきた保護者がたいへん喜んだ、「子どもを育てる上で経済的な心配をすることがなく、安心」など、子育て世代に安心感が広がっているそうです。これはすでに新宿区でも、乳幼児医療費無料化を実施した時に体験したことです。「新宿に住んでよかった。これからもこのまちで心豊かにくらしていきたい」と実感し、新宿で子どもを産み、育てたいと思えるまちづくりをめざそうではありませんか。
 昨年9月現在、全国では68の自治体が小学生の通院費に、113の自治体が小学生の入院費にそれぞれ助成しています。ご承知のように、23区でも、昨年4月から港区が小学校6年生の入院まで拡大し、北区は昨年4月から小中学生の入院まで拡大、品川区は今年の1月から小学校6年生まで医療費完全無料化を実施しました。これに続いて、今年の4月からは、港区、台東区が小中学生までの全面無料化に踏み切り、他にも、大田区、世田谷区、目黒区、板橋区、葛飾区、中野区が2005年度から実施する意向を示しており、23区中10区と、ほぼ半数の区が踏み出しています。
 新宿区においても、区議会に医療費無料化の拡大を求める陳情が相次いでいます。昨年の福祉健康委員会の陳情審査では、ほとんどの会派が拡大の必要性を認めています。今定例会にも、東京歯科保険医協会から新たな陳情が、区民のみなさんからは陳情署名の追加分が提出されています。
 新宿区は、自ら名乗りをあげて53の先行モデル計画策定自治体に選ばれ、次世代育成支援計画をつくっていますが、残念ながら、医療費助成範囲の拡大は明記されそうにありません。本条例を可決し、保護者の要望に正面から応え、「新宿区こそ次世代育成先進自治体です」「子育てするなら新宿で」と、区民が胸張って言えるようにしようではありませんか。
 以下、具体的な説明に入ります。
 まず、条例の名称を「新宿区子どもの医療費の助成に関する条例」に改めます。
 第1条「目的」で、「乳児及び幼児(以下「乳幼児」という。)」及び「乳幼児」を「子ども」と改めます。
 第2条で、「子ども」の定義を「15歳に達した日以降における最初の3月31日までの者をいう。」とし、中学生3年生までを「子ども」と定め、医療費を助成します。
 以下の条文中、「乳幼児」とあるのを「子ども」と改めます。
 附則で、条例施行日を2006年4月1日としていますが、これは、実施にあたり、東京都、国保連合会、新宿区医師会を初め、関係者のみなさんとの協議の必要があるためです。
 提案理由は、乳幼児医療費助成を小中学生まで助成を拡大することにより、児童福祉の向上を図り、少子化対策の前進を図る必要があるためです。
 よろしくご審議のうえ、ご賛同くださいますようお願い申し上げます。




トップページ 区議会だより 区議8人の紹介と活動私たちの政策・見解
おもな活動新宿区政の焦点 あなたの声にこたえて リンクE-mail