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区が発表した「第二次行財政改革計画(中間のまとめ)」−−施設の廃止・統合、「効率的経営」優先、民営化・民間委託。区の仕事はいったいどこへ?(2004年9月1日)


 新宿区は8月下旬に、05〜07年度に実施する事業をまとめた「第四次実施計画」とそれを支える「第二次行財政改革計画」の「中間のまとめ」を発表しました。区は、2つの計画の「中間のまとめ」について区民の意見を聴いたうえで、来年2月までに最終決定します。区に対し、意見や要望を大いに寄せましょう。

■ことぶき館、社会教育会館は、地域センターなどへの統合を推進

 「中間のまとめ」は、区内各地にあることぶき館と社会教育会館は、地域センターなどの地域集会施設に機能を統合し、廃止する方向を打ち出しています。西落合ことぶき館と落合社会教育会館は、地元で「廃止しないで」という強い声があがっていますが、「中間のまとめ」では、落合第二地域センターが完成する07年度に廃止する方針です。

具体名をあげて廃止を計画している施設
 あじさい荘(07年度)、新宿第一保育園(06年度末)、三栄町保育園(06年度末)、西落合ことぶき館(07年度)、落合社会教育会館(07年度)、館山塩見臨海学園(08年度を目途)、戸塚小売市場・四谷小売市場(07年度までに)
廃止を「検討する」としている施設
 三栄町社会教育会館、高田馬場第一ことぶき館

■施設は次々と指定管理者制度に−−利用料の値上げなどが心配です

 「中間のまとめ」は、「効率的・効果的な施設経営を追求する」として、区の施設の指定管理者制度への移行や民営化・民間委託の推進を打ち出しています。
 指定管理者制度は地方自治法の改定で導入され、区の施設の管理を、株式会社をふくめた民間事業者にまかせる制度です。現在、区立の施設は、利用料などの決定は区議会の議決が必要ですが、指定管理者制度になれば、条例では上限額などを決めるだけで、その範囲内で「指定管理者」となった民間事業者の裁量で決定し区が承認する仕組みとなります。
 6月の議会で、つつじ荘、あじさい荘、グリーンヒルの指定管理者制度への移行が決まりましたが(日本共産党は反対)、つつじ荘、あじさい荘の繁忙期の宿泊料(1人1泊食事付き)の上限額はホテル並みの13,365円となりました。

指定管理者制度への移行を計画している施設(主なもの)
 地域センター、女神湖高原学園、新宿文化センター、清風園、ふれあいプラザ、コズミック、新宿スポーツセンター、大久保スポーツプラザ、野球場、庭球場、元気館
民間委託を推進するもの
 学童クラブなどの指導員業務、学校給食の調理業務、保育園・児童館・ことぶき館などの用務業務
民営化……下落合保育園(07年度)

■新宿摩天楼?! 区が巨大開発計画を検討

 区は現在、新宿駅をはさむ東西3q弱の広大な地域を大規模に再開発する計画をつくっています。
 中山区長は昨年末、「新宿のまちづくりの現状と課題」というテーマで、学者やJR東日本の部長、東京都の元建設局長などを集めた「新宿区まちづくり懇談会」をつくりました。この懇談会に区が提案した計画は、新宿駅を空港ビルのような巨大なビルにしてその周辺を東西南北に結ぶデッキをつくる、駅周辺に国際ビジネス用の超高層ビルを林立させる「新宿摩天楼」、東口一帯は高層タワービルやトランジットモールなど原宿や表参道に対抗するエレガンスタウンに、等々の莫大な内容です。
 区が中心となってこんな計画をつくる必要があるのでしょうか? 区民の税金を莫大に注ぎこむことにもなりかねません。十分に注視していく必要があります。

■「第四次実施計画・第二次行財政改革計画」について、要望・意見を区へ届けましょう

 「第四次実施計画(中間のまとめ)」では、この間区民のみなさんから出されているたとえば次のような切実な要望は区の事業として具体化されていません。

小中学生への医療費助成
がん検診・成人健診の無料制度の復活
介護保険料・利用料の減免制度の拡充
小中学校の30人以下学級の実施
区立幼稚園の3歳児保育の拡大
商店街灯の電気代助成の拡充
区民・区営住宅の増設
区立幼稚園・小学校の全教室へのクーラー設置

※小学校の全教室へのクーラー設置については、今年7月の区議会全会派共同の申し入れに、区長は「重く受けとめて努力します」と回答しています。

 区は、地域説明会(9月2日〜6日)と「パブリックコメント」(9月30日しめきり)などで区民から出された意見を参考にして、来年2月までに2つの計画を最終決定する予定です。
 区民のみなさんから要望や意見が区に寄せられなければ、区は、「中間のまとめ」の内容に区民が賛成したと判断することになります。区政の主人公は区民のみなさんです。区民の意見や願いが反映した「第四次実施計画」「第二次行財政改革計画」にしていくために、区へ直接声を届けましょう。日本共産党新宿区議団は、みなさんと力をあわせてがんばります。

●「第四次実施計画・第二次行財政改革計画(中間のまとめ)」を見たい人は…
 新宿区役所企画課・広報課(本庁舎3階)、特別出張所で配布しているほか、区政情報センター(本庁舎1階)、区立図書館で閲覧できます。また、新宿区ホームページ(http://www.city.shinjuku.tokyo.jp/)にも掲載されています。

■意見を届けるには…

●地域説明会に参加する
日 時 会 場
9月2日(木)午後7時〜9時 牛込箪笥地域センター
9月3日(金)午後2時〜4時 新宿消費生活センター
9月4日(土)午後2時〜4時 四谷地域センター
9月6日(月)午後7時〜9時 柏木地域センター

●郵送、ファックス、メールなど
 区は、「第四次実施計画・第二次行財政改革計画(中間のまとめ)」について、区民のみなさんから意見を寄せていただく「パブリックコメント制度」を実施しています。

〈意見の提出方法〉
 9月30(日)までに、新宿区役所企画課(電話5273−3502)へ、
(1)郵送(〒160−8484 歌舞伎町1−4−1)
(2)ファックス(5272−5500)
(3)直接届ける
(4)新宿区ホームページ(http://www.city.shinjuku.tokyo.jp/)でも、メールで受けつけています
 「意見」には、住所・氏名(在勤・在学の方は法人等の名称または学校名も)を記入してください(氏名等の個人情報は公表されません)。
●区は、地域説明会とパブリックコメントで出された意見の論点をもとに、11月上旬に「区長と話そう〜しんじゅくトーク」をおこなって、さらに意見を聴く予定です。



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