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    2016年第3回定例会 一般質問

    9月16日の本会議で、田中のりひで議員が以下の項目について一般質問を行いました。

    1.羽田空港の機能強化について
    2.西武新宿線の開かずの踏切の解消対策について

    大変遅くなりましたが、報告します。 正式な会議録ではありません。概要です。

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     (田中のりひで議員)日本共産党区議団の田中のりひでです。

     羽田空港の機能強化についてと西武新宿線開かずの踏切の解消対策について一般質問します。

     羽田空港の機能強化についてはこの間、いくつかの会派から質問がおこなわれてきました。これは羽田空港の発着回数を増やすことに伴い新宿区の上空を通過することのなかった羽田空港に着陸する旅客機が低空で頻回に飛行することにより、騒音や落下物が懸念されることからです。年間を通じ4割と見込まれる南風運用時は15時から19時まで毎時44機が3000フィート、915メートル上空を飛ぶことになり1分20秒毎に70デシベル以上の騒音は甚大な影響です。当初の計画に航路に当たる地域から抗議の声が殺到し、到着経路の進入を開始する高度を引き上げるとともに東側に移設する等、南風時の新飛行経路案を一部修正がおこなわれましたが、結果的に落合第一出張所管内に直接の影響が及ぶことになりました。引かれた飛行経路をみると聖母坂付近が当たると思われますが、聖母病院や特別養護老人ホームの聖母ホームやもみの木園、落合第一地域センター、保育園また落合中学校や落合第一・第四小学校が新たに影響を受け、これまでと同様西新宿中学校や柏木小学校の上空を飛ぶことになります。新たに影響を受ける地域はもともと西武新宿線の沿線住民にとっては電車の騒音もあるのに住環境に及ぼす影響はさらに大きなものにならざるをえません。

     しかし、これは航路から見る推測であって未だに具体的に影響を受けることになる飛行ルートの詳細は明らかではありません。したがって具体的にどのような影響があり、どんな対策がとれるのか、とれないのか、明らかにはなりません。我が党としては羽田空港の機能強化による新飛行経路については反対すべきと思いますが、区長はどのようにお考えですか。また区として国交省にどの地域の上空を飛ぶか明らかにするように求めるべきと思いますが、いかがですか。区長のご答弁を求めます。

     また影響の大きい北新宿・西新宿・落合地域住民に対する説明会については先の定例会で現在調整中との答弁でしたが、その後どのようになっていますか。お答えください。

     7月28日に第4回首都圏空港機能強化の具体化に向けた協議会には23区長会会長の西川太一郎荒川区長も出席されています。協議会の「議事要旨」によれば西川区長会会長は「特別区は、住民と一番身近に接している立場上、多数の陳情や請願が提出されることが予想されるが、国の取組に出来得る協力をさせていただきたいと考えている。」と発言しています。陳情や請願など区民の声に背を向け、国におもねる態度は国の方針に了解を与えたと受け取られても当然ではないでしょうか。区長は協議会での西川区長会会長の発言についてどのように受け止めていますか。また区長もこの発言を了承したのですか、もし了承していないのであれば、西川区長会長に撤回を求めるべきと思いますが、いかがですか。さらに国交省にも直接新宿区としての立場を伝えるべきと思いますがいかがですか。

     いまだに安全性や騒音問題など納得のいく説明も行われていない中で関係区の了承はありえず、むしろ23区としてこれまで以上に強い決意で臨むべきと思います。区長の立場はどうなのかお答えください。

     

     次に西武新宿線の開かずの踏切の解消対策についてお尋ねします。

     国交省は、今年の4月12日に改正踏切道改良促進法に基づき「踏切の改良を鉄道各社と自治体に義務付ける指定」を、全国58か所、東京では27か所を行いましたが、西武新宿線の中井駅高田馬場駅間は指定されませんでした。今後国は、歩道が狭い箇所の改良工事も含め1000か所を指定する方向になっていますが、新宿区内の指定について今後の国や東京都の動向を区としてはどのように把握していますか。

     今年の8月23日にはお隣の中野区で、西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟による決起大会が開催されました。すでに連続立体事業として事業化されている、中井・野方駅間では7か所の踏切が除去され、交通渋滞が解消される計画になっています。また野方・井荻駅間についても、今年の3月には東京都が新規に着工を準備する区間として、社会資本総合整備計画に位置付けられました。中野区では西武線沿線の街づくり事業と一体に進められています。このまま中井・野方駅間の工事が進めば新宿区はこれまで通り地上を走ることから、新宿区においては開かずの踏切は未解決のままの残されることになります。

     今から10年前の平成18年2月、落合第一地区協議会で西武線の問題が話し合われ、長期課題として、西武鉄道の地下化の推進、中期課題として下落合駅等の橋上駅舎化と通り抜け自由通路の設置、短期課題として現跨線橋の通り抜け自由通路化などの意見が出されていましたが、落一地域の鉄道による地域分断・交通不便の解消はいまだに課題として残されたままです。

     新宿区内には中井駅手前から高田馬場駅間に14か所の踏切があります。2015年度の調査によれば、ピーク時間の遮断時間が1時間に40分以上ある踏切を開かずの踏切といいますが、14ヶ所すべてが開かずの踏切であり、さらに遮断時間が50分以上が3分の1の5か所もあります。

     また、1日当たりの踏切歩行者等交通遮断量が基準を上回る「歩行者ボトルネック踏切」が4か所もあります。下落合駅の南口改札口をでたところにある下落合第1号踏切は1日当たりの踏切自動車交通遮断量が基準を超える「自動車ボトルネック踏切」にもなっています。この踏切は、ピーク時の遮断時間が1時間に50分もあり、ピーク時などは聖母坂の上まで渋滞になり、バスの定時運行にも支障をきたしています。雨の時はさらに遮断時間が増え、大変な状況です。現在でも救急車や消防車などの緊急車両の通行が遮断される事態、また通勤・通学、子どもの朝の送り、デイサービスの送迎車、ヘルパーさんの移動など、まさに安心して暮らせる街づくりの大きな障害になっています。そこで区長にお伺いします。

     第1に、これまで西武鉄道や国、都に対してどのような働きかけを行ってきましたか。

     第2に、現在の開かずの踏切の現状をどのように認識していますか。

     第3に、今後の取り組みとして中野区のように区が先頭に立ち、町会・関連団体と協力して持続的な取り組みを行うべきと思いますが、いかがですか。

     第4に中井・野方駅間の工事が始まっているいまだからこそ、新宿区内の開かずの踏切の解消のチャンスとしてとらえ、機を逃さず取り組むべきと思いますが、いかがですか。区長の見解を求めます。

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     (環境清掃部長)田中議員のご質問にお答えします。

     羽田空港の機能強化についてのお尋ねです。

     はじめに羽田空港の機能強化に関する区の認識についてです。

     区としては、羽田空港の機能強化の必要性については理解していますが、騒音対策及び安全対策の徹底と、区民に対する丁寧な説明を行った上で、進めていくものと考えており、国に対しても継続して要請を行っているところです。  

     次に、どの地域の上空を飛ぶか明らかにすべきとのお尋ねです。

     提案されている新飛行経路は、滑走路と同程度の幅で、現時点で想定される情報を示したものと国から説明を受けています。気象条件等による影響もあると思いますが、今後、地域での説明会等で丁寧に説明するよう国に申し入れしていきます。

     次に、新飛行経路となっている北新宿、西新宿、落合地域に対する説明会についてです。

     現在、国と調整を行っており、年内にはそれぞれの地域で開催する予定です。

     次に、第4回首都圏空港機能強化の具体化に向けた協議会での特別区長会会長発言についてのお尋ねです。

     この協議会は、首都圏空港の機能強化の具体化について、関係自治体や航空会社等の関係者間で協議を行うものです。第4回協議会での特別区長会会長発言は、「機能強化に関する理解を深め、住民の不安を解消させたいという想いは、関係者一同、共通のものであると考えている。」「国においては、今後も、関係自治体及び住民に対し、適時適切かつ丁寧な情報提供を継続していただきたい。」など、特別区の想いを伝えており、国におもねるものとは考えていません。区は、羽田空港の機能強化にあたっては、安全対策、騒音対策の徹底と丁寧な説明が重要と考えています。今後も継続して国に強く要請してまいります。

     

     (都市計画部長)西武新宿線開かずの踏切の解消対策についてのお尋ねです。

     区内には、西武新宿線の高田馬場駅から西側に14箇所の踏切が残され、この区間には、二つの都市計画事業が決定されています。まず、西武線を高架化して踏切の撤去を行う連続立体交差事業です。これは、昭和44年に踏切道改良促進法に基づき、緊急に対策の検討が必要な踏切として、8箇所指定され、昭和45年に東京都施行の事業として、都市計画決定されていますが、現在、未施行となっています。

     次に、輸送力増強のための複々線化事業、いわゆる急行線地下化であり、平成5年に都市計画決定されていますが、平成7年に西武鉄道が事業を延期したまま、未施行となっています。

     この結果、区内の踏切では、交通渋滞や歩行者等の長時間の踏切待ちなど、地域の様々な問題が残されています。区では、この開かずの踏切の解消のためには、未施行となっている都市計画事業の実施が必要であると認識しており、国や都、鉄道事業者との連絡調整会議などを活用し、都市計画事業の施行を要請してきました。ご指摘のありました踏切道改良促進法に基づく指定は既に8箇所指定されていますが、今回、新たな

    指定は行われていません。今後、都市計画事業の実施に向けて、引き続き国や都、鉄道事業者に働きかけていき、新たな踏切の指定についても、今後の動向を把握してまいります。

     町会や関連団体との協力については、中野区で中井・野方駅間の連続立体化工事が着手されたことを踏まえ、早急に、具体的な取り組みや、町会、地元等との協力のあり方を研究していきたいと考えています。

    区議会活動 | 田中のりひで

    2016.12.01 更新

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