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    みんなで祝える成人式にするため「はたちのつどい」延期を求める申し入れを行いました

    1月8日の10時過ぎ、下記の内容で緊急の申し入れを行いました。

    申し入れのPDFはこちらをクリックしてください。

     

    新宿区長 吉住健一 殿

    みんなで祝える成人式にするため「はたちのつどい」延期を求める申し入れ

    2021年1月8日    
    日本共産党新宿区議会議員団

     

     新型コロナウイルス感染症の拡大により、再び緊急事態宣言が発出される事態に至り、東京都の陽性確認数が昨日は2447人と、感染爆発とも言うべき状況に衝撃が広がっています。新宿区の新規感染確認数も直近1週間で357人と急増し、累計4801人(1月6日時点)であり、事業所などでの感染状況も加味すれば、都内の自治体の中でも最も厳しい状況にあると言わざるを得ません。
     各地の成人式が中止や延期を余儀なくされ、23区でも15区が会場開催での中止を決定した段階においても、新宿区長が「絶対に」開催する方針を示したことがマスコミにも大きく取り上げられました。新成人やそのご家族から「開催して欲しい。」という声がある一方で、区の担当課には「なぜ緊急事態宣言下のこの時期に感染者数の多い新宿区が開催をするのか。」などのメールや電話が殺到したように、感染拡大防止の観点から心配する声が新成人のご家族も含め、私たちのもとにも寄せられています。
     区長が、開催を可能とする根拠として「新宿の場合、感染者の76%が20代から40代で、10代は5%程度。19歳から20歳になる人たちはほぼいない。そういう意味では非常にリスク低い」と語ったことが報道されましたが、同じ行政検査での10代と20代の感染者の割合は42%です。そもそも感染者の割合のみを根拠にするのではなく、市中感染が拡大している今あらゆる指標を見て判断すべきです。新宿区は「はたちのつどい」を開催するにあたり、その可否について検討したとしていますが、延期については検討しておらず、区のアドバイザーである国立感染症研究所の砂川富正先生に意見を求めることもしていないと聞いています。他の専門家の方からはこの時期に成人式を開催することには批判的な見解も示されており、科学的な知見なしに開催ありきで進めてきたとすれば問題です。
     昨日、緊急事態宣言の発出を受けて東京都は成人式については延期またはオンライン開催とするよう協力を依頼すると発表しました。新成人を心から祝いたいというのは区民共通の思いであり、「はたちのつどい」を実施することは新成人とご家族、関係者の願いです。当事者である新成人が素直に喜べる成人式にしなくてはなりません。このような時期に開催することは取りやめ、みんなで祝える成人式にするため、「はたちのつどい」は安心して出来る時期まで延期することを求めます。

    以上

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    2021.01.08 更新

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